憲法と一口に言っても、切り口は色々あります。
その解説の仕方に、その方の憲法の習熟度があらわれています。
司法試験の口試ならそういう所をみます。
行政書士といっても、憲法の分野に関しては、司法試験とほぼ
難易度も範囲も変わりません。
何が変わるのかというと、裁判の実務問題が出ないという所が大きくいえる所ですが
他に関しては、論文がないというだけで、それ以外に違いを言う事はできません。
そこで、憲法を学習する上では、司法試験の勉強をする事が最短合格を目標にするにあたっては望まれます。
それでは司法試験の勉強とは何をすればよいのか。
それは、タクティクスアドバンスという本が商事法務から出ておりましたので、それを1冊購入して問題を解いていくだけで、完璧に満点を狙えるようになります。
司法試験論文であれば、その1冊で86点をとる事ができます。
この本は内容が良すぎるため、裏技本として天上界では指定しておりますので、絶版にしております。
そのため、中古本で、できるだけ最新年度が必要なのかというと
過去10年さかのぼった本であっても、今後50年の試験において同等の効果を発揮できます。
はっきり言いますが、憲法の論点(問題のテーマ)は変わりません。
この講座は単科別の受講料を追加して頂く講座ですので、一般論の講座よりも遥かにパワーアップした講義をしておりますので、これだけ1冊本はやらなくてよくなります。
一般教養の科目はそれをやって下さい。
法令科目はこちらの講義に従った手順で進めていって下さい。
つまり、この講義を受講された方に関しては、タクティクスアドバンスがメインのテキストになります。
テキストというより、問題集です。
ひたすら問題ばかりをやって頭に入れて下さい。
出題はここから出ます。
解説の所から解答を作成してから、問題にさかのぼって作問していくやり方です。
このテキストの、問題にしたいテーマの所(パラパラめくって目にとまった所から選んでいますよ。
分野の比率は調整で考えますがね。
)の解説から問題を作問していくやり方を試験委員が採用しているからです。
といっても、いきなりその本から始めるというのは酷でしょうから、少し講義しておきます。
憲法って何なのかな?っていうと
国が守るべきルールです。
しかし、それは部分的には国民同士が守らないといけない権利のルールを規定しています。
それだけです。
じゃあ、その構成って何ですか?といわれると
大きく3つです。
まず、前文ですね。
これも憲法です。
これ、問題にたまに出ます。
次に、基本的人権。
基本的人権ってどういう意味ですか?人間の権利の基本を書いているという意味です。
3つめが、三権分立。
2つめの基本的人権を国が守るためには
国が権力を持っていてはいけません。
そこで、国の力を3つにバラバラに切り離すという理念的考え方です。
それだけでは飽き足らず、地方すらも48都道府県にバラバラに国と切り離した考え方が
地方自治という考え方です。
ここには国と重複する権限がありますから、いつもそれで問題になり、そこから問題が出るとちょっと難しい作問になります。
作っている教授も分かっているのかな?という話ですが、未来に出ますから、ここに的を絞ってもしょうがないですが、大きな骨子をとらえておいて下さい。
そうすれば、ここまでの知識でタクティクスアドバンスにいきなり入れます。
法学4級の問題から掲載されて、段階を踏んで法学既修者問題、そして予備試験、そして司法試験の問題までレベルアップしていきますので。
やり方は問題を解かない事です。
問題を読んでから、解説を読み込む事です。
それだけが実は司法試験の勉強です。
国家1種や司法試験もこの1冊で受かります。
それだけすごい問題と解説が精選されており、これを試験委員が使うというのは、これが司法試験においても満点の解答だからと法学部や法学博士研究科の教授が認めているからです。
自分より良い回答だと皆が認めているからです。
実は法学界は上下関係になっています。
色んな説がぶつかりあって、何が正解か統一的な見解が得られない難しい社会ですが、一番上の権威の教授ばかりを読んできて、このテキストを作らせたのが、タクティクスアドバンスという本なので、色んな説があっても、この教授が言っているからこれが正解なのだという通説というより、模範解答ばかりが掲載されているたった一冊の本がこれなのです。
これが絶版になっている伝説の裏技ですから、ここに行き着いた人は、この裏技でチート合格できるという事です。
最後に憲法は103条あるという事だけはこの講義で覚えておいて下さい。
一番大事なのは前文の戦争回避という所と、99条の公務員は憲法を守る義務がありますというルールです。
一番問題にならないところが一番大事だという人間の作問した試験の愚かさ。
何と重箱の隅しか見ないことか。
何の実務にも実社会にも関係ありませんし。
むしろ知っているとマイナスになる事が多い知識の出題です。
行訴法だけは必ず出題を辞めないといけません。
頭がおかしい人が増えますので。
憲法は以上です。